「うちの子、
小学校の算数のテストではいつも80点〜90点くらい取れているから、
ひとまずは安心かしら」
そう思われている小学生の保護者様はとても多いと思います。
しかし、日々中学校の学習現場で行き詰まる生徒たちをお預かりしている私から見ると、
ここには非常に大きな「落とし穴」が潜んでいます。
いま、中学校の現場では驚くべき事態が起きています。
学校の成績が「真ん中から上」の、
決して勉強が苦手ではないはずの中学生たちが、
「基礎的な計算が十分にできない」ために、
数学で次々と脱落していっているのです。
中学生になって数学が苦手になる原因として
「文章題や図形が難しいから」
と思われがちですが、実は違います。
その手前の
「小学校で習った計算のスピードと正確さ」
が足りないせいで、
応用問題にたどり着く前に力尽きているのが真相です。
中学生のノートの衝撃:分数の通分ができない!?
具体的な例をお話ししましょう。
分数の足し算・引き算をするとき、
私たちは分母の「最小公倍数」を見つけて通分しますよね。
例えば、分母が「12と18」なら、最小公倍数は「36」です。
これが、パッと頭に浮かばない中学生が今、ものすごく増えています。
では、その子たちはどうやって計算しているかというと、なんと
「分母同士をそのまま掛け算して、無理やり通分する」
という力技に頼っています。
分母を強引に 12 × 18 = 216 にしてしまうのです。
当然、分子にも大きな数を掛けることになりますから、
ノートの上はあっという間に3桁や4桁の巨大な数字で埋め尽くされます。
その結果、計算にものすごい時間がかかり、
エネルギーを使い果たし、
自爆するように単純な計算ミスを連発してしまいます。
テストで
「時間が足りなくて文章題が解けなかった」
と言っている中学生の多くが、実はこの罠にはまっています。
これは、中学校の数学が悪いのではありません。
小学校のときに習った
「分数の四則計算」「小数の四則計算」「割合」といった基礎が、
『やり方はわかるけれど、スラスラこなせるレベル(無意識にできるレベル)』
まで身についていないことが原因です。
なぜ、計算ができない子がこれほど増えたのか?
理由は明確で、子どもたちの
「圧倒的な計算練習量の不足」
にあります。
現在の小学校では、昔に比べて宿題の計算ドリルや、
教室内で繰り返し反復して計算を解かせる時間が減少傾向にあります。
学校のカラーテストは
「やり方を理解していれば」その場では点数が取れてしまうため、
親御様も「うちの子はできている」と安心してしまいがちです。
しかし、数学は英語と同じで「地道な積み上げの教科」。
理科や社会のように、
中学生になってから慌てて暗記して取り戻すというリセットがききません。
さらに、中学生になると
「数学が嫌いだから計算練習をしない」
「しないからもっとできなくなる」
という最悪の負のスパイラルに突入します。
中3になって高校受験が近づいたときに慌ててがんばっても、
小学校の分数まで戻ってやり直す時間は物理的に残されておらず、
「時間切れ」になってしまうのです。
小学生のうちに、家庭と塾でできる唯一の解決策
この悲劇を防ぐために、小学生のうちにすべきことは唯一つ、
十分な「計算体力」を貯金しておくこと
です。
「やり方がわかる」
だけで満足せず、分数や小数の計算を
「無意識に、正確に、そして速く」
手が勝手に動くレベルになるまで、
日頃から計算ドリルなどで反復練習を積み重ねることです。
これは、5年生や6年生になってから慌てるのではなく、
低学年・中学年のうちから
「毎日少しずつ手を動かす習慣」
をつけておくことが何よりの予防策になります。
学校の授業以外で、日頃からこの計算練習を
「やっている子」と「やっていない子」の差は、
中学校に入った瞬間にはっきりと現れます。
雙葉進学教室から、小学生の保護者様へ
雙葉進学教室の小学生コースでは、
単に「算数の考え方」を教えるだけでなく、
ノートへのプロセスの書き方、
そして計算のスピードと正確性を徹底的に鍛え、
中学校でロケットスタートが切れる
「頑丈な土台(計算体力)」を作っています。
「うちの子、計算する姿を見ていると少し時間がかかっているかも…」
「学校のテストは良いけれど、本当に基礎体力がついているか心配…」
そう感じられたら、
まだ塾を考えていない段階であっても、
ぜひ一度、雙葉進学教室にご相談ください。
入塾する・しないにかかわらず、
今お子様に必要な計算練習のアドバイスや、
ノートのチェックをさせていただきます。
未来の数学を得意にするための第一歩を、
小学生の「今」、一緒に踏み出しましょう!
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